2009-03-30 第171回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
一つは、先ほど水戸さんからありましたとおり、あの東アジア通貨危機あるいは南米の経済危機のときに構造調整政策を押し付けて緊急融資をやると。つまりこの背景には、もう私が言うまでもありませんが、当時のアメリカのウォール街といいますか、金融資本の、金融自由化の流れを世界につくるというような、そういう政策が入り込んじゃったわけですよね。これは痛烈に批判されていると。
一つは、先ほど水戸さんからありましたとおり、あの東アジア通貨危機あるいは南米の経済危機のときに構造調整政策を押し付けて緊急融資をやると。つまりこの背景には、もう私が言うまでもありませんが、当時のアメリカのウォール街といいますか、金融資本の、金融自由化の流れを世界につくるというような、そういう政策が入り込んじゃったわけですよね。これは痛烈に批判されていると。
IMFは、東アジア通貨危機や南米の経済危機に対する対応でも、アメリカの金融業界や当局が求める構造調整政策を各国に押し付け猛烈な批判を浴びましたが、今回の金融危機においても、アメリカの金融通貨政策を容認してきたことに対して、途上国、新興国を始め世界の国々や有識者から強い批判を浴びています。
一番いい例を言いますと、具体的に、一九九七年から八年にかけまして、御存じのとおり東アジア通貨危機がございました。そのときに、マレーシアでは、マレーシアもやはり社会保障基金を日本と同じように積んで、基金として残してある。これを担保にして国債を出したんです。そして、景気を振興して不良債権を処理したんですね。これは後ほどIMFなんかで非常に褒められました。 ですから、担保性もあるんです。